キャラクター改造のスゝメ 上級編2
BodyDist XとDist Xについて
AIが相手との横軸を認識するのに一般的に使用されている「P2BodyDist X」と「Dist X」について解説します。
まず、Dist Xについては簡単で、「自分の中心軸から相手の中心軸の距離」(ピクセル)です。
※図で使用しているのは、stupa様製作の「いっしょにトレーニング」というキャラです。
しかし、これでは相手がどんな風に青枠(当たり判定)を設定しているか分からないので
あまり使用している人は少ないようです。
次に、BodyDist Xですが、「自分の青枠から、相手の青枠までの距離」
………と勘違いされている方が多いかもしれませんが違います。
その証拠に、自分の青枠の大きさを減らしてみてもP2BodyDist Xの値は上の画像と同じです。
※左下にはP2Body Xを表示するよう設定してあります。
P2BodyDist Xの正体とは、
「相手の中心軸+相手の設定している 『ground.front』から、自分の中心軸+自分の設定している『ground.front』までの距離」
です。
その証拠に、自分のCNSにある[Size]の『ground.front』を16から5に数値を変更すると、こうなります。
つまるところ、ground.frontはいつでも一定なので
相手が毎フレーム青枠の大きさ変えてくるようなえげつないキャラだったら
どうやってもそれをAIが認識する方法は無いということです。
僕は妥協して、カンフーマンに当たるBodyDist Xならもうそれでいいとしちゃってます。